MAGAZINE

テントなのに1泊10万円台も。

テンティッドロッジとは?

テントのホテル?

野営キャンプとは違うの?

厚手のキャンバス地で覆われた客室

「〜〜キャンプ」と名前がつくロッジを目にして、え!?自分たちでテントを張って寝袋で寝る野営キャンプのこと?とびっくりされる方もいらっしゃると思います。

テンティッドロッジは野営キャンプとは異なります。最も一般的なテンティッドロッジの特徴は、厚手のキャンバス地で覆われた客室の中に、ベッド、シャワー、水洗トイレ、洗面台などが備え付けられているという点です。各客室は、互いに5m~20mほど離れており、それぞれが独立して建っています。食事は、母屋となるダイニングテントで提供されます。ダイニングテントの近くには、焚き火ができる場所があり、夜は焚き火の周りでお酒やジュースなどを飲みながら、ゆっくりとサバンナの夕暮れを楽しむことができます。

必要最低限のものが清潔に備えられた質素なものから、1泊10万円以上もするラグジュアリーなものまでグレードはいろいろです。セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ自然保護区のンドゥトゥ周辺にはこの形のロッジが多いです。

大自然と布1枚を隔てただけのワイルドさと、十分なプライバシーや清潔感を兼ね備えた魅力的なロッジとして、トリップアドバイザーの上位ランキングにもこの形のロッジが頻繁に登場しています。

普通のホテルで過ごすのとどう違う?

ポイントを押さえて快適なロッジステイ。

動物がテントを突き破って入ってくることはないの?

→ありませんので、ご心配なく!

でも、大自然の真っ只中にあるロッジなので、少し注意が必要です。水や電気も、町のホテルとは異なります。次のポイントを押さえて、テンティッドロッジでしか体験できな素敵な時間をお過ごしください。

その1.
シャワーは夕食前に浴びる

ロッジに到着したら、ロッジスタッフが何時頃シャワーを浴びたいか聞いてきます。理由は、シャワーをスタッフが手動で準備するから。スタッフが耐水の布のバケツにお湯を入れて、ロープで高く吊り上げ、お湯を設定します。​高く吊り上げた布のバケツからホースを伝って室内のシャワールームへとお湯が届きます。テントの裏がどうなっているかというと、こんな仕組み↓

ロッジに到着したら、スタッフに次のようにシャワーを注文してください。

(例)
「10分後にシャワーを浴びます」
"I'll take shower in 10 minutes"

湯量は、基本的に一人あたり20リットル(大きなバケツ1杯分)です。髪の長い人にとっては、2杯は欲しいところ。あらかじめ2杯注文しておくと、スムーズです。​

 

(例)
「バケツ2杯分のお湯をください」
"I'd like to have 2 buckets of hot water please"

さあ、さっそくシャワーにチャレンジです。シャワーヘッドには、写真のようなお湯を止めたり出したりするための取っ手が2つ付いています。

 

片方の取っ手を下に引っ張るとお湯が出ます。もう片方を引っ張るとお湯が止まります。お湯の温度は調節できません。スタッフにいい湯加減のお湯を用意してもらうことを期待しましょう。

効率的にお湯を利用するため、まず体に石鹸をつけて洗い、泡をすすがないで、次にシャンプーを手に取り、髪の毛を洗い、泡が行き届いたら、お湯を出して、髪の毛についた泡と体についた泡を同時に流します。

 

洗顔は慣れてきたころに、残りのお湯で行うとよいでしょう。もしお湯を使い切ったとしても、洗面台で洗顔することができます。この順番でシャワーを浴びると、1杯のお湯でも概ね大丈夫だと思います。

もし2杯のお湯を事前に予約していて、「まだすすぎ足りない。。」と思ったら、遠慮なく次のように、シャワー裏で待機しているスタッフに叫んでください。

 

(例)

「お湯をもっとください!」

"More hot water please!"

 

 

夕食前にシャワーを浴びたかったけど、サファリドライブから帰ってきてクタクタ。今日は浴びる気力がない。というときには、翌朝シャワーを浴びることができます。朝食後、スタッフにお湯の準備を依頼しましょう。

見た目はテンティッドロッジでも、普通のロッジのように潤沢なお湯が提供されるシャワーが設置されているところがあります。このようなロッジでは、好きな時に好きなだけシャワーを浴びることができます。

◼︎

いつでも蛇口をひねればお湯が出るシャワーのあるテンティッドロッジ

  • アカシアキャンプ /

Acacia Camp 《セレンゲティ》

  • クブクブテンティッドキャンプ /

Kubu Kubu Tented Camp《セレンゲティ》

Naona Moru Camp《セレンゲティ》

  • ナオナモルキャンプ /

  • アシリア ナミリ プレインズ キャンプ /

Asilia Namiri Plains Camp《セレンゲティ》

  • サンガイウェテンティッドロッジ /

Sangaiwe Tented Lodge《タランギレ》

  • タランギレサファリロッジ /

Tarangire Safari Lodge《タランギレ》 など

その2.
夜はスタッフと一緒に歩く

テンティッドロッジは、柵で覆われているわけではないので、特に夜間は野生動物が敷地内に入ってくることがあります。不意に出会い頭、お互いが驚いてしまうと、動物はどのような反応をするかわかりません。草食動物であっても防衛本能で攻撃的になる可能性がありますので、視界の悪い夜間は、必ずランプやライトを持ったロッジのスタッフと歩くようにしてください。

日没は夕方18時半です。19時を過ぎると辺りは暗くなります。夜間に外を歩く機会は主に夕食時です。夕食の時間になると、ロッジのスタッフが客室のテントまでお迎えに来ますので、そのお迎えを待ちましょう。ダイニングテントと呼ばれるレストランまでエスコートしてくれます。

食事中、「あ!カメラを部屋に忘れてきちゃった。少しくらいなら一人で帰っても大丈夫かな?」と思って走って部屋に戻るようなことはしないでくださいね。少しの時間の歩行でも、安全のため、必ずスタッフを呼んでください。

食事が終わり、ロッジに帰る場合も、必ずスタッフを呼んでください。「人数が多いから大丈夫かな」と自分で判断することのないようにしましょう。

その3.
歯磨きやコンタクト洗浄にはペットボトルの水を使う

客室にはペットボトル入り飲料水が備え付けられています。サファリカーにもペットボトル入り飲料水を載せています。

口に入る水、コンタクト洗浄の水には、ツアー中ずっと健康でいられるように、ペットボトル入り飲料水を使ってください。

環境に配慮して、ペットボトルを置かないロッジもあります。ペットボトル入り飲料水と同じ内容の水、または、飲料に適したレベルに濾過された水が、ガラス瓶に入って置かれています。

その4.
特殊な電力事情に慣れてください

テンティッドロッジは、そもそも、インフラが何も届いていないようなサバンナの大平原に建てられているので、電気の利用も限られています。

多くのロッジでは、電気はソーラー発電です。ロッジによっては、石油系燃料を使って発電機を稼働させているところもあります。

どちらにしても、電気は、照明と電子機器の充電に十分な程だけで、通常のホテルとは供給できる電力量が違います。

例えば、ヘアドライヤーが使えないロッジもあります。髪の長い方で、洗髪後に頭が冷えるのが嫌な場合は、朝または昼間に、スタッフにお湯を再び用意してもらい、髪を洗うことをおすすめします。

また、ヘアドライヤーは使えるが、客室では使えず、ラウンジでなら使える、というロッジもあります。そのような場合は、客室にヘアドライヤーが備わっていないので、ロッジスタッフにヘアドライヤーを使いたい旨をお伝えいただき、ヘアドライヤーを借りてラウンジでご利用ください。

照明は、どのロッジでも24時間使えます。夜中にトイレに起きても、照明がつかなくて真っ暗!ということはほぼありませんので、ご安心ください。

カメラや携帯電話などのバッテリー充電は、客室で出来ます。ほとんどのロッジで、日本のコンセントがそのまま使えるユニバーサルタイプの差し込み口になっていますので、アダプターは必要ありません。もし客室の充電差し込み口がユニバーサルタイプでない場合、担当ドライバーガイドよりアダプターをお受け取りください。もし客室内で充電し損ねたら、サファリカーの車内でも充電が可能です。

その5.

洗濯は自分で手洗い、または、洗濯サービスを利用

客室の入り口の前に、水を貯めることができる桶(おけ)と洗濯洗剤が設置されており、自分で手洗いできるようになっているロッジもあります。物干し用のロープも備え付けられていることろも。乾く時間は天候によりますが、夕方洗濯すると翌日の昼には、乾いています。ゲームドライブに時間を最大限割く場合には、有料の洗濯サービスを利用するのも手です。手洗い・天日干しです。洗濯機や乾燥機などはありませんので、ご理解ください。自分で洗う場合も、ロッジに頼む場合も、乾かす時間を考慮して、2連泊以上するときに​可能です。

その6.

自分たちだけのプライベートな食事の時間がほしかったら...

テンティッドロッジでは、基本的にサファリガイドと一緒に食事をします。ダイニングテントでは、他の宿泊客も一緒になります。

もしガイドとは別のテーブルで、気楽に自分たちだけで食べたいなぁと思ったら、遠慮せずにガイドに言ってください。決して気を悪くはしませんので、安心して言ってくださいね。

(例)

「自分たちだけで食事をしたいんですけど」(正しい英語ではないかもしれませんが通じます)
"Is it okay to have meals separately from you?" 

この他、何か滞在中に不都合がありましたら、サファリガイドやロッジマネージャーに遠慮なく要望を伝えてください。

提供される料理は、主に西欧料理。テンティッドロッジは市場競争が激しいので、料理に力を入れているところが多いです。ビールやワインも用意されているので(基本的に別料金)、お酒がお好きな方はキャンプファイヤーを眺めながらサバンナの夜に浸るのもおすすめ。コーヒー・紅茶がいつでも飲み放題のロッジもあります。

コツをつかんで、テンティッドロッジでしか体験できない滞在を楽しんでくださいね!

《参考情報》

みんなのサファリ愛用のセレンゲティのテンティッドロッジ

Tortilis Camp

Acacia Camp

Kubu Kubu Tented Camp

Nyumbani Camp

One Nature 

《参考情報》

テンティッドロッジのイメージが変わるかも。

高級ロッジの写真集*

*テンティッドロッジ以外のロッジの写真も含まれています。