予防接種・マラリア予防

(医学的なことは申し上げられないので、あくまで、個人の経験を元にしたひとつの意見として、ご参考ください。)​

 

キャンプやホテルでの食事は、衛生管理に配慮された方法で調理されています。キャンプで出されるサラダや果物は、飲料水または食酢で洗い、清潔な包丁でカットされています。

日本からのタンザニア入国に際して、予防接種は義務づけられていません。疲れたときは無理をしない、ローカルレストランで生野菜や果物を食べない、こまめに手を除菌ウェットティッシュで拭く、ペットボトルの水で歯磨きをする、シャワーを浴びた後に蚊除けスプレーを忘れないなど、小さな注意で十分病気を防ぐことができます。

 

特に、2名様以上で、サファリに対する情熱の高いパートナーがいらっしゃる場合、その方のスケジュールに合わせて、無理してしまうことのないよう、ご注意ください。体力のある方は終日ゲームドライブ、それがハードだと感じる方はロッジで休息という別行動も有効です。

そして、病気予防に一番大事なことは、「安心する」「リラックス」「心配しない」。病は気からです。アフリカだからといって怯えないでください。サファリが終わる頃には、渡航前の心配は杞憂だったとわかると思います。

このページでは、​タンザニア渡航の際に一般的に推奨される感染症予防の方法についてご案内しています。どちらかというと、タンザニア長期滞在者やボランティア活動をする方などにとっての予防方法です。

 

予防接種をご希望の方は、​厚生労働省検疫所FORTHのウェブサイトで、予防接種を受けられるお近くの医療機関をお探しください。成田空港では、完全予約制で、黄熱病の予防接種のみ接種が可能です。

タンザニアでかかりやすい病気・怪我 (在タンザニア日本大使館)

A型肝炎について

 

ウイルスに汚染された水や氷、野菜や果物、魚介類を生で食べることによって感染します。

 

症状

ウイルスに感染した後、15~50日(平均28日)の潜伏期間をおいて、急な発熱、全身のだるさ、食欲不振、吐き気や嘔吐が見られ、数日たつと黄疸(皮膚や目の白い部分が黄色くなること)がみられます。症状が軽い場合もありますが、重症の場合、回復するまでに数週間から数ヶ月かかることもあります。40歳以上では、感染した人の2%超が、また60歳以上では4%超の人が死亡するとされ、決して危険の低い疾患ではありません。一般に、小児が感染した場合、成人が感染した場合より軽症だといわれています。

 

予防接種

ワクチンは2~4週間の間隔で2回接種します。その後、約半年後に3回目の接種をすると5年間有効といわれています。

 

出典:厚生労働省検疫所FORTH - A型肝炎

http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name01.html

腸チフス・パラチフスについて

 

感染したヒトの便や尿に汚染された水、氷、食べものを取ることによって感染します。ごく少量の菌によって感染することもあります。

 

症状

口から移る病気ですが、下痢はあまりみられません。菌が腸に入った後、血液中に侵入するのが特徴です。

腸チフスとパラチフスの症状はほぼ同じですが、一般に、腸チフスに比べてパラチフスの症状の方が軽症です。感染して1~3週間は症状がなく、その後、高熱、頭痛、全身のだるさ、高熱時に数時間現れる胸や背中、腹の淡いピンク色の発疹、便秘などの症状が現れます。熱が高い割に脈が遅いのが特徴的です。重大な症状として、腸から出血したり、腸に穴が開いたりすることがあります。

 

予防接種

一部の医療機関で輸入ワクチンを接種することができます。

 

出典:厚生労働省検疫所FORTH - 腸チフス・パラチフス

http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name11.html

黄熱病について

 

黄熱病の感染のリスクがない先進国から、タンザニアに直接入国する場合、黄熱病の予防接種は必要ありません。


厚生労働省検疫所のウェブサイトによると、タンザニアは、「黄熱病の予防接種を一般的には推奨しない地域」にあたります。

エチオピアやケニアなど、黄熱病の感染のリスクのある国の空港で飛行機の乗り継ぎのために12時間未満滞在しても、黄熱病の予防接種の義務はありません。詳しくは、「ビザ・入国手続き」のページもご参照ください。

また、陸路でケニアからタンザニアに入国する方、タンザニアから軽飛行機(セスナ)または陸路でケニアに入国する予定のある方は、黄熱病の予防接種済み証明書(イエローカード)の提示が義務付けられています。

成田空港では、完全予約制で、黄熱病の予防接種のみ接種が可能です。

 

参照:厚生労働省検疫所FORTH - 黄熱病

マラリアについて

 

マラリア原虫を持っている蚊(ハマダラカ)に刺されることで感染する病気です。サファリでマラリアにかかる可能性は極めて低いです。サファリでは、服装と虫除けだけで十分予防できます。

 

症状

感染してから6日以上の症状のない期間があった後、発熱、悪寒、筋肉痛、倦怠感が現れます。これらの症状は自然に治まる場合もありますが、時間が経つとまた起こり、徐々に重症になっていきます。

マラリア予防薬「Malanil」

最も副作用が少ないといわれるマラリア予防薬「Malanil(マラニール)」は、タンザニア現地で1箱12錠入りで40ドルで購入できます。

「マラニール」は、先進国で高い価格で売られている「マラロン」という商品を途上国用に低コスト製造されたものです。

渡航1〜2日前から1日1錠服用し、マラリア感染の可能性がある地域を離れた後(帰国後)7日間まで服用し続けることで、最も効果的にマラリアを予防できます。

マラリア予防薬の副作用について

これまで「マラニール」を適正量服用した当社お客様のうち、旅行中に副作用を訴えた方はいませんでした。

マラリア予防薬を使用しない予防法

マラリア予防薬の副作用を考えると、服装と虫除けで防いだ方が身体への負担が少ないという説もあります。実際、サバンナにはマラリアを持っている蚊の生息数は非常に少なく、たとえ数カ所刺されても、マラリアになる可能性は極めて低いです。蚊は、特に夕方から夜にかけて活動的になります。黒っぽい色に惹き付けられ、足首などが特に狙われるので、シャワーを浴びた後、夕食を取る前に、足首、足の甲、肘の内側、手首、首などに虫除けを塗ってください。

参照:厚生労働省検疫所FORTH - 虫除け対策

マラリアの治療法

帰国後、発熱、悪寒、倦怠感、筋肉痛などの症状が見られた場合、すみやかに専門医にかかってください。マラリア治療薬は、タンザニアで3ドル〜10ドル程で購入できます。

 

タンザニア現地でマラリアの症状が疑われる場合、まず、簡易診療所や病院にかかります。マラリアかどうかの診断には、血液を検査する必要があります。血液の採取後、最短で30分ほどで結果がわかります。問診だけでは判断できません。血液検査の結果、陽性と判断された場合には、薬局で薬を購入し、1〜3日、服用します。服用期間は薬の種類によって異なります。よほど治療が遅れて重篤な状況でない限り、最長でも3日間の服用が終われば、完治します。

 

参照:厚生労働省検疫所FORTH - マラリア

マラリア治療薬「Coartem(コアルテム)」(写真上:黄色い箱)

マラリア予防薬「Malanil(マラニール)」(写真下:白い箱)